No.02
コース上での心得
日本ゴルフ協会 が発行している「ゴルフ規則書」の第1章には、「エチケット」の大切さがうたわれています。 これは、ゴルフがエチケットを抜きにしては成り立たないスポーツだからです。エチケットに関する基本的な考えは、コース上にいる他の人に対しても常に心を配り、礼儀正さとスポーツマンシップを持って、全てのプレーヤーがゴルフを最大限に楽しむことができるようにする、というものです。
●コース上では、常に安全の確認をする。
- プレーヤーはストロークや練習スイングをする場合、近くに誰も人が立っていないかどうか、石や砂利などが飛んでいって当たりそうな場所に人が立っていないかどうかを必ず確認すること。
- 他のプレーヤーがストロークするときには、その前方に出ないこと。
- 前の組のプレーヤー達が球の届く範囲外に出るまでは、プレーを始めないこと。
- 打った球が、人に当たる危険性のある方向に飛んだ場合、直ぐに「フォー!!」と大声で危険を知らせること。
●コース上では、他のプレーヤーの邪魔にならないようにする。
- むやみに動いたり、話をしたり、不必要に音を立てたりしないこと。
- コースには携帯電話を持ち込まないこと。
- ティーイング グラウンドでは自分の打順になるまでティーアップしたり、練習スイングをしないこと。
- 他のプレーヤーがプレーを始めようとしている時に、プレーヤーはそのプレーヤーの球の近くや真後ろ、ホールの真後ろに立ったりしないこと。
- 他のプレイヤーのパットの線上に立ったり、影を落とさないこと。
●プレーヤーは不当に遅れることなくプレーしなくてはなりません。
- 前の組に遅れないようについて行くことは、その組全員の責任である。もし前の組との間隔が1ホール以上空き、後続の組を待たせている時は、その組に先にプレーして行くように声を掛けること。
- なんらかのトラブルで前の組みとの間隔があいた場合は、走るなど、速やかに間隔をつめること。
- 自分のプレーする順番になったら、すぐにプレーできるようにしておくこと。
- 球が紛失、あるいはOBの恐れがある場合は、プレーヤーは時間節約のため暫定球をプレーすること。
- 紛失球やOBの可能性がある場合には、時間節約のため暫定球をプレーすること。
- 落雷のおそれのある場合、急病の場合などを除いて、プレーの中断は許されません。スロープレーは他のすべてのプレーヤーに迷惑をかける最大のエチケット・マナー違反です。
※ 前の組との間隔があいているのに、茶店で休むなど。
●公平なプレーを守るためにも、プレーヤーはコースを傷つけたり、汚したりしないように
常に注意しなければなりません。
- バンカーショットの跡や足跡はプレーヤー自身が平らにならしておくこと。
- ストロークで切り取った芝の跡(ディボット跡)やグリーン上の自分のボールマークは必ず注意深く修理すること。
- グリーンの表面を、スパイクや旗竿、クラブで傷つけないこと。
- 煙草の吸殻、ガム、紙くずなどを投げ捨てたり、唾を吐かないこと。
- クラブを地面に叩きつけるなど、不必要な行為でコースを傷つけないこと。
- ゴルフカートの運転に関する注意事項をよく読み厳守 して、安全運転を心がけること。
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