No.12
ハンディキャップ4
●マッチプレーにおけるハンディキャップについて
マッチプレーにおけるハンディキャップは、両者の差をハンディキャップとし、ハンディキャップホールNo.に用います。例えばハンディキャップ3.1と10.5のプレーヤーの場合、両者の差7.4の小数点以下第1位を四捨五入した7をハンディキャップホールNo.7までに用いて各ホールの勝ち負けを決めます。3/4ハンディキャップを採用する場合は、ハンディキャップの差に3/4を乗じ、小数点第1位を四捨五入した和のホールをハンディキャップホールとしますが、JGAでは両者のハンディキャップの差の100%を推奨しています。
●ハンディキャップ・ストロークプレー競技でのマッチングスコアカード方式について
マッチングカードの方法は、委員会が定めたアウトまたはインの9ホールズを比較し、最も成績の良い競技者を優勝とする方法です。ハンディキャップ・ストロークプレーでこの方法を用いる場合は、マッチングするホール数に応じてフル・ハンディキャップの1/2または1/3か1/6とすべきで、ハンディキャップは小数点第3位を四捨五入し小数点第2位までを表示します。
●コースレーティングとは
距離のみならず高低差、グリーンのアンジュレーション、ハザードの難しさなどを総合的に数値で評価したもので、スクラッチプレーヤー(Hdcp0.0)が仮に10回プレーした場合の平均スコアに近いものを想定しています。
コースレーティングは、ハンディキャップを査定するための、基準定数もしくは物差的な数値ですから、クラブのグレードや良し悪しには全く関係ありません。
●JGAハンディキャップ査定に採用されるスコアカードについて
- ゴルフ規則にのっとり、JGAコースレーティングのあるコースでプレーした18ホールズのスコアであれば、すべてのスコアが有効です。
- アゲンスト・パー、ステーブル・フォード競技などのスコアカードも、全ホールのスコアが記入してあれば有効です。
- コンシード(OKされたパット)は1ストロークとしてスコアに含めてください。
- ハンディキャップ査定の場合に提出するスコアカードには、マーカーの書名が必要です。
- 距離計測器を用いて出したスコアは、JGAハンディキャップ査定用として受理されます。
注)但し、距離の計測に加え、プレーヤーのプレーに影響する可能性のあるその他の状況(風向きや勾配など)をも測定・計測できる機能を併せ持った距離計測器を使用して出されたスコアは、たとえそうした機能がオフになっていたり使用されなかったとしても、JGAハンディキャップ査定用として受け入れられません。